忍者ブログ
Pentecost.
2024/04/26[Fri]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2011/01/14[Fri]
  メイキングなにそれおいしいの?

 何を思ったか、そんな感じで手を抜きまくりのメイキングをお送りしたいと思います。
 というより、私の描き方の一つの紹介みたいなものです。

 ぶっちゃけゼロから描くのが面倒なので、幸いPSDが残っていたこちらのサリフを題材に解説して行きたいと思います。
 あくまでも手抜き解説なので、ご期待には添えないと思います。
 まあ、こんな感じで描いているのかーくらいに思っていただければ。


 興味ある方は追記からどうぞ。
 いやほんと手抜きですよ!

拍手

使用ソフト:Photoshop CS3

 キャンバスはA4、解像度360pixelの設定。(私は、基本的に完成画の四倍ほどの大きさで描いています)


mk1_1.jpg

 はい、いきなりなんか絵です。ここまでの段階はすっ飛ばします。(もう不親切)
 だいたい雰囲気や勢いでやってしまうので、三十分そこらでこんな感じになります。

 最初はA4用紙の比率ですが、ある程度絵の縦横比率が決まったら大まかに「切り取り」しています。
 この絵の場合、数分で「横長」の構図と決まったので、早い段階で余計な部分をカットしました。

 デフォルトのウェットメディアブラシ(数値が74のもの)不透明度70%、流用80%一種類。「背景」レイヤー一枚に「グレースケール」で描き進めたものです。私は面倒くさがりやなので、基本的にはブラシ一本で作画の全部を済ませてしまいます。

 手法としては鉛筆デッサンとほぼ同じです。線で描くのではなく、「塊」で描きます。
 画面の左右反転を繰り返し、立体感やバランス、光の方向などをチェックしながら、単純に、明るい所を明るく、暗い所を暗く塗っていきます。また、消しゴムツールは一切使用していません。「消し」はブラシカラーの白で行っています。
 なお、グレースケールで進めているのは、色の持つ「明暗のイメージ」に影響されない為です。(同じ明度でも暖色系の方が明るく、寒色系の方が暗く見えるので、たまにごまかされる)



mk1_2.jpg

 拡大するとこんなもの。
 描ける限りは、グレースケールの段階で描き込んで行きます。



mk1_3.jpg

 適当な所で、完成図の「構図(レイアウト)」を決めます。
 最初の段階で決めても構わないと思いますが、私の場合は後で決めています。描きやすさによるかと。

 外周のグレー部分が「枠」になります。
 この枠は、「絵」と混ざらないように別のレイヤーで作っておきます。



mk1_5.jpg
mk1_4.jpg

 およそデッサンが終わったら、着色に入ります。

 上にレイヤーを設け、そこで色を用意します。サリフは「青」イメージなので、まず適当な青を新規レイヤー全体にバケツツールで流し込み、その後、同レイヤーに肌の色などを塗っていきます。(上)
 キャラクターの「明暗」は既にモノトーンで描き上げてしまっているので、上のレイヤーはレイヤーモード「ソフトライト」に設定し、色情報を下の「背景レイヤー」に落とし込んでいます。(下)

 色レイヤーモードを細かく切り替え、上図の状態と下図の状態を交互に見ながら、色を着けていきます。
 私の場合、肌の影は赤みをやや強く。遠くにあるものは彩度を低く。の二点に気を使いながら色を選んでいます。後者は「空気遠近法」の理屈とほぼ同じです。この絵の場合、「青」っぽい空気がイメージなので、むしろ青味が強い方が遠くぼけて見えています。(髪などが顕著)



mk1_7.jpg
mk1_6.jpg

 着色があらかた終了したら、レイヤーを統合し(※しなくても構いません)、また新規レイヤーを上に用意します。これが「描き込み」レイヤーになります。
 文字通り、細かい部分の修正・描き込みを上に重ねている状態です。そのまま統合レイヤーで描き進めても良いのですが、私は失敗が恐いので保険としての別レイヤーです。

 上図が描き込み前、下図が描き込み後になります。そんなに変わって見えないのは、ひとえにわたくしの未熟ゆえです。(涙)
 耳飾りの輪が解り易い所かと。
 描き込んだ箇所ほど前に出て見えるので、目立たせたい場所以外はそれほど描かなくてもいいと思います。



mk1_8.jpg

 瞳の色が暗かったので、ついでに明るく。



mk1_9.jpg

 描き込みに力尽きたら、枠の内側を「自動選択」ツールで選択し、予定した比率とサイズで「切り取り」ます。
 その後、全体を統合し、サイズを縮小して完成になります。


 ……実に不親切なメイキング! 申し訳ない。

 ちなみに、この絵の描写時間はおよそ二時間ほど。
 これと同じタイプの描き方をしている絵が、創作頁の「青龍憑き」や版権頁の「三成」ですね。私の中では一番速く描き上げられる描き方です。

 近い内にアニメ塗りの方もメイキングやれたらなぁと思います……が、需要あるんだろうか……。


 とりあえず、メイキング的な何かでございました!
PR

<<無題HOMEメイントリオと性格診断>>