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Pentecost.
2011/06/24[Fri]
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 落描き投下ついでに、「青嵐」の軍隊について書いてみる。


 ”帝国(黄鐘)軍”は、大きく分けて白(西方)・玄(北方)・朱(南方)・青(東方)の四つで構成されています。各自、比較的独立しており、基本的には個別で動いております。見分け方は鎧の意匠で、白=虎、玄=亀、朱=鳥、青=龍と、それぞれに四神を彷彿とさせるものが取り入れられています。
 また、それら四つとは別に、間諜(情報収集・暗殺担当)のみで編成された”隠密部隊”と、皇帝の一族の護衛を直接担当する”帝護隊”が存在しています。

 軍の仕事の内容は様々です。軍事国家をイメージして頂ければいいかと思います。
 兵士らしい人材もいれば、文官のような人材もいます。帝国(皇帝)に仕える人間=軍人です。

 階級は、「将官(特級上将・上将・中将・少将)」、「校官(上校・中校・少校)」、「尉官(上尉・中尉・少尉)」、「准士官」、「士官(上士・中士・少士)」、「士兵(上等兵・一等兵・二等兵)」に区分され、頭ほど位が高くなります。階級は、戦果もしくは政的活躍により上がっていきます。ただし、”隠密部隊”に限り階級が存在しません。完全な実力主義の部隊です。
 校官以上が直接戦場で指揮を執る場合、その部隊内で最も位が高い者は別途「将軍」と称され、現場での最高責任者となります。宵藍の階級は中将ですが、軍内でも抜群に”出陣”回数が多い為、ほとんど「将軍」の名で通っています。
 なお、先の”帝護隊”の入隊条件も校官(しかも上校から)以上となっています。所謂、精鋭部隊と言う事です。

 これら全てを総括しているのが、皇帝になります。皇帝=元帥(最高権力者)であり、最終的な決定権は皇帝にあります。
 ただし、このように皇帝に絶対的な権力がある政治形式となったのは、ほんの二十年ほど前(現帝の即位)からです。それ以前は、将官の中でも特に政治に特化した人材から成る「智将院」(皇帝の意向が間違っていた時、意見や却下ができる存在)がありました。


以下、作中の軍属者(”元”含む)の経歴
 宵藍:白軍入隊、二等兵→上校⇒青軍に移籍「東方制圧軍将」として活躍。上校→中将。 ※活動が制限される事を嫌い、これ以上の出世はかなり早い段階から放棄している。実力・求心力は特級上将より上。
 曙紅:隠密部隊。任務成功率の優秀から、比較的、高い地位を得ている。
   仁:白軍入隊、二等兵→中校⇒朱軍に移籍「南方制圧軍将」として活躍。中校→上校⇒”帝護隊”に抜擢され、隊長を務める。実質、少将レベルの階級となる。 ※その後、階級を全て返上し退役。
   刃:朱軍入隊、少年兵(二等兵に準位)だが特別に”帝護隊”の末席を務める。 ※仁と同時期に退役。



 あとで修正・加筆するかも知れない。

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