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Pentecost.
2021/09/13[Mon]
◆創作『青嵐』小説-番外編『鷓鴣の声』
 を更新しました。
 扱いはサリフメインだけどサリフは脇役な感じの短編です。

 以下、いつもの解説放送。今回はちょっとした補足もあって長め。
 読後推奨&反転でどうぞ~。

雷電木、赤実成り木、花楸樹:どちらもナナカマドの別称。ナナカマドと言えば「七度かまどにくべても焼けないほど硬い」で有名だけど、実際は焼けるしあまり硬くもないそうな。他にも“ツグミの木”なんて異名がある。
鳥馬:ツグミの別称。
天牛:カミキリムシの別称。ナナカマドの葉を食べる。
霧濁る:白露(九月上旬)を意味する語。
野分:秋~冬のあたりに吹く強い風のこと。
鷓鴣:キジ科の野鳥。悲しげな声で鳴くとか。ニュアンスとしては李白の詩『越中懐古』と故事成語『臥薪嘗胆』の元ネタの顛末を含む。

ジアとチヨウの名称由来:ジアは「檟」、チヨウは「楸」から。どちらも同じ樹木(ひさぎ)を指す字。
ハオの名称由来:「鉋」から。



主人(not固有名):文中にあったようにジアの叔父(父の弟)。雷電木の資産価値に欲をかき、外部の人間を招いて雷電木を守護する鶫族を皆殺しにした。豪邸は雷電木を売りさばいて得た金によるもの。里を出て間もなく結婚し、娘の誕生にさいして嫁入り道具を仕立てようと思った結果が今回。なお妻と娘は産後の関係で実家にいた。セーフだね。
ジア:無加工の雷電木が持ち込まれる日を待っていた。鶫族なら卸す時そうするから。同族殺しは死ぬさだめであります。

サリフ:同情したので手を貸した。でもあとのことは知らない。

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2021/08/26[Thu]
◆創作『青嵐』小説-本編-朱雀冲天 第十三話
 を更新しました。
 そして十二話のリンクを修整しました。十一話のリンクだったよコピペ後の直しミスッ!!!!(十二話自体のアップロードはできていたので十一話からの移動はできた模様)(目次からが駄目でしたね)

 以下は毎度お馴染み用語解説。いつも通りの白文字です。(読後推奨)

猿口蔓:マシラクチヅルことサルナシの別名。サルナシ製の橋=いわゆるかずら橋ですね。
絜鈎、酸與:実際に名がある中国の怪鳥。他の鳥も一応モデルあり。
(弓)
弭:弓の両端の尖った部分。
間(けん):長さの単位。五間は十メートル、百閒は二百メートル未満ほど。
垂乳根:たるみ下がった女性の乳房のこと。“~の石”で鍾乳石のこと。※造語
サリフの弓:削り出した複数の木材を膠で張り合わせた複合弓。参考:
Mongol bow making - YouTube

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2021/07/29[Thu]
◆創作『青嵐』小説-本編-朱雀冲天 第十二話
 を更新しました。

 前回からほぼ二か月ぶりの更新ですね。(夏バテとモデリングしてたせい)
 時間あんまないのでとりあえず更新告知だけ。あとで用語解説など追加しま~。
 用語解説追記にきたぜ。いつも通り文字反転です。

・大火:アンタレスの中国名。夏の南空に輝く、有名な恒星のひとつ。
・一顧一顧:ちょっと振り返ってみること、心にとめて考えること。一考。を繰り返したもの。誤字ではないです。
・桌子:茶会で使うようなテーブル。
・穿鑿:詮索に同じ。
・笈:いわゆる“しょいこ”のこと。

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2021/06/02[Wed]
◆創作『青嵐』小説/本編 朱雀冲天の第十一話
 を更新しました。初の二段目突入。

 ちなみに炎陽の景観モデルは武陵源と桂林です。画像検索していただければ見覚えがあると思うんですけど、かなり特徴的な地形です。ああいうとこ好き。


 以下はいつもの解説放送(反転でどうぞ)だよ。今回はマジで少ないよ。

・廃村:刃が仁と出会った場所だったりする。
・至軽風:煙がたなびく程度の風。具体的に言うと秒速1.5メートルほどの弱風。

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2021/05/21[Fri]

 絵ェ描いてないな~~欲をざくっと消化。
 こういう光ボケが強い感じの逆光色彩好きです。サリフの髪もっと黒いとは思いつつ。

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